諺から考える健康学 74

『一文吝みの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)』という諺があります。 これは、「目先のわずかな出費を惜しんで、後で大損をする愚に気づかぬたとえ。目先の損得だけを考えずに、将来の利益を考えて金を使うことを知らなければならないという教え」のことです。 最近、またまた懲りもせずに「第8波が到来する予兆!」などと報道は大賑わいです。 寒くなれば、風邪が流行るのは当たり前。 もともとコロナウイルスは風邪のウイルスです。 「何を今さら…」感が、満載です。 ましてや、オミクロン株になってからは、症状的にも重症や死亡のリスクは、ほぼ無いに等しいくらいです。むしろ、度重なるワクチン接種の弊害の方が圧倒的に多いくらいです。 もう、いい加減止めにしないと、本当に大変なことになってしまう気が致します。 この3年、政府は、補助金、助成金などで大盤振る舞いでした。 今、紛争の加減もありますが、物価高や増税の話がドンドン出てきています。  あれだけ、大盤振る舞いしたのですから、どこかで回収しないとおかしい、というのは普通に考えてもわかる話です。 まさに「目先の利益だけを考えて、将来大損させる」施策を国民に対して行い続けた、ということになります。 もっともっと、吟味する必要性があったと、また、受け取る側も、もっと考えなければならなかったのでは無いか!?と思うのは私だけでしょうか? 皆様はいかがお考えでしょうか? 健康においても如り、であります。 健康を保持するのに必要な経費は、さほど掛かりませんが、病気になってしまってからの経費は、大きくなってしまいます。 目先の、「まだどこもどうなってないから大丈夫」という過信からケチってしまった健康への投資は、損をしてしまう可能性が高いのです。 逆に、未来を見据えて、「この健康をしっかり維持していくために、今投資しよう」と考えた方が、結局は将来的に大きな利益を生むことになるのです。 これは、ある意味、「戦略」とも言えると思います。 「戦略的健康法」という論説を、拙書「心主身従」の中にも掲載しておりますが、私は、人生にも、健康にも、この戦略は必要であり、大切なことだと、思っています。 人生に勝利していく、そして、その戦利品でもある健康もゲットしていくことが大切だと、私は考えております。 皆様は、いかがお考えでしょうか? 2022.11記