諺から考える健康学 71

『親馬鹿子馬鹿(おやばかこばか)』という諺があります。 これは、「自分の子を溺愛する親は子の愚かさに気づかずに盲目的になり、子は親の愛におばれて常織に欠けた振る舞いをする。第三者から見れば、親も子も馬鹿に見えるということ」という意味です。 これは、親子だけに当てはまるのでは無く、社会全体に当てはまるようなことが多いのではないでしょうか? 昨今の隣国の挑発的な行動を見ても如り、ですね。 ごく一部の指導者とそのお取り巻きが、「威圧的な行動ができるのだぞ!どうだ!」的にポンポン、ミサイルを撃ってきます。 それに対して隣国国内においては、もちろん国民全員ではありませんが絶賛の嵐ですね。 親分的存在の国々も、黙認を続けています。 これは、国際社会から見たら、ただの馬鹿にしか見えませんよね!? また、とあるマルチ商法をしている会社でも最近ありましたね。 末端の会員がしていることを見て見ぬふりで、「よく頑張ってますね〜」的に本部は称賛する。 これも、真っ当な社会から見れば酷い話です。(まぁ、なので営業停止になったのでしょうが…) このように、「親馬鹿子馬鹿」というのは親子関係だけでなく、国や会社などのさまざまな社会の中でも見受けられることだと思います。 一日も早く、その馬鹿さ加減に気づいて、襟を正すということをしていっていただきたいものだ、と私は思います。 皆様は、いかがお考えでしょうか? 健康においても如り、であります。 やれ、「健康にいい食品だ!」とか、「健康になるためにこの特別な体操を教わってるのだ!」とか、 「健康看板 」のものが世の中溢れています。 この看板に魅せられて、何も深く考えることなく、何の躊躇もなく取り入れてしまう人がたくさんおられるのですね。 健康を謳われ、それらしい「理論っぽい」武装で迫られるとすぐ飛びついたり、ついていってしまう人が多すぎるような気が致します。 健康を考えるには、まず、現状の自分自身の課題をしっかりと発見して、それを見据えた上で、どう対処していくかを考えることが大切なのです。 この、「現状把握と自身の課題」が解らなければ、どんなに素晴らしい食品や、健康法、治療を受けてもあまり益にはならないのですね。 自分の足元を見つめて、現状把握と自身の課題がわかる方には、もう既に馬鹿な人はいないのです。 それを理解してから、どうするかを決めることは、決して手遅れになることはなく、むしろ近道なのですね。 そのことを、しっかりと理解しておいてください。 さすれば、馬鹿者ではなく賢者の道を歩み、は本当の意味で、病を克服していける、と私は考えています。 皆様はいかが思われますでしょうか?