諺から考える健康学 62

『千万人と雖も吾往かん(せんまんにんといえどもわれゆかん)』という諺があります。 これは、「自ら省みて考えや行いが、正しいと思ったら、たとえ千万人の敵がいようとも、恐れずに堂々と進んで行こう」という意味です。 参議院選も7/10投開票が決まり、選挙戦が始まっています。 まぁ、毎度毎度、何とも美しい言葉で演説が繰り広げられており、皆さん、当選の暁には実に素晴らしい国が建設されているのでしょう!?、と思ってしまうのは私だけでしょうか?! この国の政(まつりごと)は、本当に変わりません。 諺通り、どんなに苦難困難が訪れようと、この国を良くしていこうという気概のある方が、本当に国会議員にはいなくなった気がします。 また、成るまではそうだったとしても、成ってからは「朱に交われば…」的になってしまうのかもしれません。 「我、ひとり立つ」だけでは、もはや無理難題なのかもしれませんね。 悲しいことです。 が、1人と言わず、2人、3人、…10人と、同時に増えることがあるならば、可能性はあるのかもしれません。 そのためにも、私たち国民一人一人も、同じ気概を持つことが必要なのではないか!?とも思います。 日頃の生活、日頃の仕事、日頃の態度などなど、私達の方も、国民(くにたみ)を慮(おもんぱか)る、思いながら行動するということが大切なのでしょう。 そのような国民が増えてきたなら、それに応じて政を為す人達も変わってくるのではないでしょうか? 「国のために、自分が出来ること」 これを一人ひとりが考えること、この集大成が、「千万人と雖も吾往かん」という政治家を生み出す原動力になってくる、私はそう信じたいです。 皆様は、いかがお考えでしょうか? 健康においても如り、であります。 「難病を治す病院がない」 「難病を治す医者や治療家がいない」 と、考える前に、まず、自分ができることを考え、そして、行動に移してゆく。 これが大切であるのですね。 そのような生き様が、協力者を呼び、適材適所のご縁をいただけるのです。 「この国のことを思えば、志半ばして倒れゆくことは決してできない」 くらいの気概を持って臨み、病気に対して、まず出来ることを自ら実践してゆく。 これが大切だと思います。 まずは、己の心を正し、襟を正して人生に取り組んでいく姿勢というのも健康を取り戻す大切な要素であることも忘れてはならない、と私は考えています。 皆様は、いかがお考えでしょうか?