諺から考える健康学 94

【諺から考える健康学 94】 『彼も一時此も一時(かれもいちじこれもいちじ)』という諺があります。 これは、「あの時はあの時、この時はこの時であり、事情の変化に従ってけ最適の道をとるということ。さらに、栄枯盛衰も一時限りということも指す」という意味合いです。 昨今、政治資金問題で派閥の解体のことが取り沙汰されておりますが、「何か明るみに出れば対応して信頼回復を」ということなのでしょうが、今さらそんなことをしたところで、だれも信頼など出来ないな、という感は否めません。 当事者たちからすれば「彼も一時此も一時」で、迅速に対応しているつもりなのでしょうが、はじめから殆ど信用されていない状況ですから、何をしたところで大差はないような気が致します。 そんなことを考えるくらいなら、「中身」をもっと吟味していただきたい限りです。 政治家の集団において、各個人個人の政策に違いがあるのは否めません。逆に、みんながみんな、同じことしか考えていないなら、その国の発展はないでしょう。 より良い国にするための政策を切磋琢磨して拾捨選択していくことが大切であると思います。 そのための派閥であるなら、何の問題もないのではないでしょうか? 本来の『国民のためのより良い国造りのための政策集団』に中身を立ち戻っていただきたいものです。 これも一人一人の政治家の思いで、実現させることは、不可能ではないはずなのです。 しっかりと、襟を正していただきたい、と私は思っています。 皆様はどうお考えでしょうか? 健康においても如り、であります。 過去の病気に囚われたり、また、将来に健康不安を感じて、イタズラに今、慌てたりしていることは多々あるのではないでしょうか? 過去に体を害しからと言って、またその様になったり、歳を重ねていくと周りの人が病気がちになっていくのを見て、自分もそのようになる、とは全く言えないのですね。 その様な可能性は無いとは言いませんが、必ずそうなることは、確定ではありません。 そんな、未確定な不幸な事案、不安事項に焦点を合わせて、その様な未来を引き寄せる必要性は毛頭無いのです。 そんな無駄な時間を過ごすくらいなら、先の政治の時と同じ様に『襟を正して、今の健康生活を考える』ことが、未確定な未来の健康を手に入れる唯一の方法なのです。 今、健康である事に感謝し、それをいかに維持していくかを考えている方が、必ず明るい未来が待っています。 諺通り、事象の変化に従って柔軟な心で、自分を最適化していくことが大事なのです。 不幸な事象に合わせて最適化いく必要は全くありませんし、それは最適化とは言い難いことですので…。 皆さんはいかがお考えでしょうか?