諺から考える健康学 39

『過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)』という諺があります。 これは、「不得意なことや経験の浅いことにはよく注意してやるので失敗は少ないが、得意なことや好きなことになると、とかく油断があるので失敗が起こりやすいという戒め。」のことです。 このたびの選挙戦でも、与党は予想よりも多くの議席を確保しましたが、大物議員の方は落選したりしましたし、野党は思ったように議席が伸びませんでした。 これは、まさに、「過ちは好むところにあり」だったように私は思いました。  「私は大丈夫。」とか、 「この戦略でいけば必ず大丈夫」とか、 「これだけ、準備したから今度は大丈夫」とか…etc.etc. とかく、人は、傲慢さが見え隠れすると、失敗や勝負に負けたりしてしまうものなのではないのかなぁ?と私は考えております。 健康においても如り、です。 「普段、これだけ食事に気をつけてるから」とか、 「私はこの健康法をずっと続けてるから」とか、 「私は、この健康食品を摂ってるから」とか、 様々な、安心材料を用意して『大丈夫!』と思っている時ほど、とかく、足元をすくわれるものです。 『健康に対しての奢り』 これは、実は、本当に自分自身を大切にしていない証なのですね。 人は肉体を持って生まれて、肉体をおいて、あの世に旅立っていきます。 いわば、この身体は神様から貰ったものではなくて、「お借りしているもの」である訳ですね。 そう考えると、「本当に大切に使って、傷ませることなくお返しする」ようにしなければなりませんよね。 たとえ、自分の身体であっても、「自分だけは大丈夫」と奢ることなく、謙虚に、そして日々、感謝して使わせていただく、この観点は、とても大切だなぁ、と私は思います。 皆様は、いかが思われますか?