諺から考える健康学 33

『待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり)』という諺があります。 これは、「海が荒れているときは、しばらく待っていれば、穏やかになって船旅によい天候の日が必ずやってくるの意で、あせらずにじっくりと待っていれば、いつかは幸運が訪れてくるものだというたとえ」の意味です。 昨今のコロナ禍で、皆が失望したり、嫌気がさしたりしてきております。「一体、いつになったら平常に戻るのだろう??」と思いながら、毎日を送る日々だと思っています。 「焦らず待っていても、本当に晴れの日が来るの!?」と思っている方も多いと思います。 しかし、今までの歴史を見ても、どんなにおかしな世の中になったとしても、なっているとしても、それが半永久的に続くという歴史はありませんでした。 日本で言えば、過去の歴史を振り返っても、南北朝時代や、戦国時代など、世の中が勢力争いで戦いが絶えなかった時代もせいぜい50年くらいなものです。 戦ではなく、疫病が流行った時代もありましたが、それなどは長くて3、4年くらいです。しかも今よりもずっと衛生状態が悪い時代で、ですね。 そのように考えれば、来年の今頃はおそらく「いやぁ、あのコロナ騒動は何だったんだろうね〜」と言っていることかとも想像できますよね。 その頃にはきっと、今感じている、今起こっている『不可解な出来事』や『不可解な指針』の理由も明らかになってくるものなのではないでしょうか? ここは、『胆力』を磨く試金石と思って頑張り抜きたいものです。 いかに、政府や専門家、マスコミが不可解であったとしても、グッと腹に置くということをなして、胆力を養っていきましょう。 そして、自由かつ柔軟で創造的な人生を勝ち取ってまいりましょう。 「胆力と度胸」が、人生を勝利を導くのに不可欠なモノだ、と私は常に思っています。 健康においても如り、です。 どんなに苦しい日が続こうとも、辛い日が続こうとも、必ず、快方に向かう時は来るはずなのです。 さすれば、「今の自分は何ができるのか?」を常に考え、必ず突破口はあると信じて虎視眈々と続けていくことです。 ここで気をつけなければならないのは、「何をすべきか」ではなく、「何ができるか」という事です。 義務感で動く必要はないのです。 何でもかんでも義務感を持つということは、自分の翼を削ることにもなってしまいます。 自由に柔軟に、かつ創造的に日々を過ごす必要があります。 それができるようになった頃、「海路の日和」が現れてくるモノです。 「胆力を養い、度胸を養う。」 それに必要なのが自由で柔軟で、創造的な思考です。 暗雲たなびくこの時にこそ、身につけて人生を勝利していきたいな、と私は思います。 皆様は如何、お考えでしょうか?