諺から考える健康学 29

餅は餅屋(もちはもちや)という諺があります。これは、「餅は餅屋がついたものが一番おいしいことから、何事もその専門家に任せるのが一番というたとえ。」のことです。 昨今のコロナ禍において、『エセ餅屋』が乱立しているように感じるのは、私だけでしょうか?? 名ばかりの感染症に詳しい〇〇先生方。 警察学校も出ていないのにマスクをしていない人を見たら糾弾しようとするマスク警察の方々。 統計学の専門でも無いのに感染者予想を繰り返す人々。 などなど、沢山の「エセ餅屋」が現れて、世の中を掻き乱しているように感じます。 また、「本当の餅屋さん」も、餅のつき方を忘れてしまったかのように思われる餅屋さんも多くなってしまっているような気が致します。 兎にも角にも、そろそろ『本当に美味しいお餅』を食べたいなぁと思う今日この頃です。 健康においても如り、です。 最近は、様々な健康の専門家、という方が増えてきています。 殆どの方が、「自己体験者」という場合が多いのではないかと思います。 それはそれで、大切な体験だと思いますし、そこから「これは凄い!」となって多くの方に勧めたい、知ってもらいたいという、愛の思いから出発してきたものだと信じております。 が、しかし、家庭でついたお餅が美味しい事はあっても、やはり、商品として出している餅屋のお餅とはやはり、違いがあるのですね。 料理の上手な主婦の方が、みんなレストランが開けるのか!?というと『否』というのと同じ事です。 健康の専門家は、トータル的に人の身体をひと通り一定期間学んでいるという素地があるのですね。 その後の努力の差で、どの程度の専門家なのかは当然差異がありますが、その基礎の部分がある、無い、というのは案外、大きいのです。 そこを理解する必要が、専門家を求める側にも大切なことかと思います。 また、一方で、専門家が専門家であり続ける努力、というものも人を導く側である専門家にも必要なことかと思います。 いずれにせよ、情報氾濫時代。 本物と偽物の『違いを見極める目』というものを養うことも大切な一項目として加える必要があるのではないでしょうか? 私はそう思っています。 皆様は、いかがお考えでしょうか?