諺から考える健康学 26

『大男総身に知恵が回り兼ね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)』という諺があります。 これは、体ばかりが大きくて知恵のない人をあざけっていうことば、のことです。 現代の日本は、この通りかも知れませんね。こと、コロナ禍の対応では、大国もそうなのかも知れません。 「大きな政府」になっている日本は特に、事の変化の対応が遅くなり、ダラダラと無駄なことを続ける傾向にあるのは他のことでも確かです。 これから、大変な時代を迎えていく中、「大きな政府から小さな政府」への変換が必要になっているのかも知れません。 シンガポールなどは、コロナ感染のカウントを止めるそうですよね。 悪戯に、数で国民を恐怖のどん底に落としている日本は、見習ってほしいものです。 健康においても如り、です。 多勢の人が信奉している健康法や健康サプリを、さほど検証もせずに飛びつくのは如何なものか?と思います。(TVのショッピング番組や、ベストセラーになっている著名な著者の健康法などがこれにあたるかな?と思いますが) 健康に関して、多勢のものが必ずしも知恵がない(効果がない)とは言い切れませんが、人の体質は十人十色です。 同じ病気でも、その方のどの体質の部分がその病気を引き起こしているかは、一人一人違うのですね。 ですので、「十把一絡げ」で広く深く効果のあるものと謳う事ができるものは、そうそうあるものではないのですね。 これも、一つ一つ、自分で精査して、わからないところは、人に尋ねる、ということも大切です。 その様にして本当に健康を掴んでゆくものなのです。 簡単に、すぐに健康が手に入ると思うことは、病気の本質から外れてしまいますので。 病気の本質は、病気を通して何を学ぶかに、かかっています。 転んでもタダでは起きない! しっかりと病気を通してより良き人生を展開していく智慧を、どうぞ学びとって頂きたい、私はそう思っています。 皆様はいかが、お考えでしょうか?