諺から考える健康学 25

「嘘も方便(うそもほうべん)」という諺があります。 これは、「嘘をつくことは良くないが、場合によっては嘘が必要なこともある。」ということです。 「方便」というのは、「人を真実の教えに導くため、仮にとる便宜的な手段。ある目的を達するための便宜上の手段。」ということです。 ですから、言い換えると『人の幸福へ寄与する嘘なら、嘘とは言えないよ』ということにもなります。 昨今の新型コロナウイルスに対する情報には、この手法が多々、見受けられる気が致します。 ワクチン問題など、その先鋒でしょう。 ファイザー製、モデルナ製、共に『有効率95%とか94%』とか言われていますが、この一文を見ると誰もが、「100人いたら94,5人が、ウイルス感染から逃れられるんだ!」と思ってしまうでしょう。 しかし、実際の有効率とは、ワクチン接種したグループの感染者数と、接種しなかったグループの感染者数の比率のことであるのです。 その真実の姿は、実際の臨床試験では、両グループへの参加者の99%以上は感染しなかった、というのが事実なのですね。 という事は、ワクチンを打っても打たなくても、実際に罹患する確率は大差がない、という事なのです。 ワクチン接種が、本当に人々の幸福に寄与するものなら、これはこれで良いでしょう。 しかし、現実にはワクチン接種による死亡例は、後が経ちません。(年代別で考えるとウイルス感染死亡者よりも上回る年代も実際あります)接種後、短期間での死亡例でこれですので、半年後、一年後の悪影響のことも含めると『ワクチン接種が人々の幸福に寄与するとは言い難い』と、考えられますね。 という事は、「嘘も方便」ではなく「ただの嘘」、言葉のトリック、ということになっているのが現状です。 何のために、そうしているのか? 誰がそうしているのか? は、私にはわかりませんが、そろそろ皆さんが「言葉のトリック」から解放される時期なのではないか?とは思います。 別の意味で考えると、『数字』というものの説得力には、感服してしまいます。 健康においても如り、であります。 「〇〇人もの愛用者が喜んでいます!」 「〇〇人の臨床結果です!」 「〇〇人の方々に有効性が認められています!」 など、事実かどうかもわからない数字のトリックを使った健康産業が、TVやSNSなどで毎日、逐一、山ほど情報が氾濫しています。 本当に良いものなら、正確な人数よりも多少、盛って宣伝するのは『嘘も方便』だと思いますが、そうでもない(健康にいいだろう的な)ものをそうしてしまうのは、如何か??とは思います。 しかし、多くの方は、この数字のトリックと説得力によって、そう信じさせられてしまうものです。 大事なのは、「真実は如何に」という事です。 山のような情報社会からこれを見極めるのは、大変なことではありますが、これも自分の弛まない努力によって不可能なことではないのですね。 他力本願は、楽チンですが、本来、「自力の末に他力が及ぶ」というのが真実です。「天才は99%の努力と1%のひらめき」といわれるのと同じなのですね。 自分の健康や幸福のためには、もっと私たちは本当に努力する必要があるのではないかと思える今日この頃です。 皆さんは如何がお考えでしょうか?