【諺から考える健康学8】

『木を見て森を見ず(きをみてもりをみず)』という諺があります。これは、小さいことに気を取られて全体が見えていない様子、を表すことです。 現在の新型コロナの脅威について、まさにこれだと思います。  毎日報道される、「新規感染者〇〇!死亡者〇〇!」という言葉に振り回されて、恐怖の毎日を送っている大半の国民。 その言葉に、どれだけの真実があるのでしょう? PCR検査が陽性であれば、新規感染者…。本当ですか?? そもそもPCR検査自体が正確なのでしょうか?? 本当に純粋に、新型コロナウイルス感染で亡くなっている方なのでしょうか?? 土壌が汚染されて、木が奇形になることはあります。 一本の木が、奇形だったとすると、そこの森の土壌は全域、侵されているのでしょうか? まさに、これと同じですね。 一本の木に当てはまることを、森全体に強引に当てはめてしまう…。 愚かなことです。 確かに気をつけなければならないウイルスではありますが、ここまで大騒ぎするものなのでしょうか? 手洗い、うがい、換気、とても大切です。でも、手荒れが酷くなり、換気により寒い部屋であちこち不調が出てくるのは、果たして正しいことなのでしょうか?? 「お餅を喉に詰まらせて死亡する」からと言ってお餅を一切食べなくなる、お餅は危険食品!!と言っているのと私は同じように感じます。 今一度、一人一人が全体を『正確に』把握する必要があるのではないでしょうか? 健康においても如り、です。 コロナに限らず、病気になると「あれが悪い、これが悪い」 と耳に挟んだ細事を大袈裟に取り立てる傾向が多々、見られます。 本人は、「病になった本質を得た!」と鬼の首を取ったようにしていますが、実際は全く違う事が殆どです。日常生活の様式、食べ物、仕事の仕方などなど、様々な要因があってその総合力で病に堕ちていくのですね。 そもそも、そのような毎日を送ってしまう考え方、思い方があるからなのです。 そこに蓋をしっかりして、はたまた二重ロックで鍵をかけて目をつぶってしまっている人が殆どです。なのに、1日24時間の内、数秒〜数分しか行われない出来事に注目して、「あれが悪い、これが悪い」ともがいているのです。 他人や物事のせいにするのは簡単です。 しかし、『全ての原因は自分自身の中にある』ということを忘れてはなりません。 病においても、木(自分が感じている不調や苦痛)を見て、森(自分自身)を見ず、にならないようにする事が、患者さん側も治療する側にも大切な事なのではないか!?と思います。