【諺から考える健康学9】

「吠える犬は嚙みつかぬ(ほえるいぬはかみつかぬ)」という諺があります。 これは、やたらに吠える犬ほど臆病で噛みつかないことから、威張ったり、口やかましい人ほど能力がなく実力が伴っていないというたとえ、の事をいいます。 このようなコロナ禍などのパニック的な状況の中などでもよくわかるように、「大変だ、大変だ〜」とやたらと恐怖を煽って事を重大化したりする人は必ずどのシーンにも存在します。 今回のコロナ禍などでは、マスコミ各社がそうでしょう。 細事を大袈裟に報道して、ことの本質は何も伝えていない、終始、この始末のように私には見受けられます。 まさに、「真実を伝える能力に欠け、実力が無い」典型のような気がいたします。 何を選択するかは、個人の自由ではあります。マスコミを信じて不安な毎日を送るのも自由、本当の真実を語る人たちを信じて、本質を知るのも自由ではありますが、「自由には責任が伴う」ということは忘れないようにしなければなりません。 マスコミや、乱立するネット情報を信じて、不安を煽って周りを更に混乱させるようでしたら、その責任はその人にある、という事をどうか忘れないでいただきたいと思います。 『選択するための努力』も必要なのが現代の特徴でもあるか、と私は思います。 健康においても如り、であります。 病気や不調になって、不安を全面的に出してくる方、必要以上に不幸アピールをする方など、とても多いですよね。 病気になったら、不安になってしまうのは当たり前のことです。 それは誰にでも当てはまりますが、 その後の行動は、やはり選択する自由があります。 「自分の不安や恐怖を、埋めてほしい」と、騒ぎ立てて周りを巻き込むのか、「この不安や恐怖を克服するにはどう善処したらいいか、天は我に如何に考えよと問題提起しているのか?」と静かに深く考えるなど選択肢は多数あります。これも何を選ぶかは自由ですが、こちらにも責任は伴うのですね。 なかなか後者のような考えや行動を取れる人はいないかもしれませんが、「病気や不調からの脱却」は後者の方が圧倒的に早くできると思います。 そのように考えて、『自由に伴う責任を取る勇気』についても考えてみていただきたい、と思います。 こちらを先に考える方が、実は早く的確に現状を脱却出来る、ということもあるのですね。 まず、『静かに深く見つめる』。 これを癖づけるだけでも大きくこれからの人生は変わってくるのではないか?と思います。 私も含めて、皆様には、ぜひ何事においてもこの観点で取り組んで頂きたいと思います。