【諺から考える健康学 7】

冬来たりなば春遠からじ(ふゆきたりなばはるとおからじ)という諺があります。 厳しい冬が来ても春は必ずやってくることから、今は不幸でもいずれ幸せがやってくるというたとえ、のことです。 今、本当ならこんなに「大変だ!大変だ!」と言わなくても良いはずの新型コロナウイルスで、世の中が、暗く混沌としております。 これも、マスコミの愚行や今の「情報だけが先行して思考力が薄れている現代」の象徴として起こっていることでもあるでしょう。 これからの時代に『本当に必要なもの、必要な事は何か?』を教えてくれているものでもあるとは思いますので、決して無駄な事だけではないのかもしれません。 ただ、春夏秋冬で言えば、まさに冬の時であるとは言えましょう。 しかし、大きな篩にかけられて、世の中が本当に良い流れになるという春はやってきます。 必ず、各人が、そしてその集まりである組織が、社会が、国が、『大きな気づき』を得て、新しい風が吹く、春はやってくるのです。 そのためにも、一人一人がしっかりと時代や、流れを押さえて考えて行動をしていくという努力は必要ではありますが、必ず春はやって来ますよね。 健康においても如り、です。 病に犯され、苦しい時、しんどい時は本当にこの世の終わりの様な気持ちになります。誰でもそうです。 しかし、本当に自分の病気の回復や健康について、『正しい努力』をしていくならば、その苦しみは終焉を迎えるのです。 これは病気の回復や、健康を得る時だけでなく、人生の終わりにおいても同じです。 全ては現状を受け入れて、その受け入れた上で、自分はどうしていくかを考えて決める、腹を括るという事が、次のステップへの一歩であるのです。 実は、治る治らない、生きるか死ぬかは二の次なのです。 どう『より良い自分になるか』、これが大切なのですね。 さすれば、そこにはたんぽぽの咲く心地よい風の吹く春が訪れているはずなのです。 まず、やれる事から始めて参りましょう。