健康一転語56 『足ることを知る』

人には、様々な欲があります。 欲というのは、不思議なもので、次々に手を変え品を変え、湧いてくるものです。 それは、実は、欲というものは決して 悪いものとは限らず、「生きる原動力」でもあるからなのです。 「少欲知足」というのが、健康十訓にありますが、 欲も少ないのが良い訳ではありません。 『過ぎたる欲』こそ、悪しき作用を及ぼすだけで、 欲あってこそ、バイタリティある生活にもなるといえるのです。 においても如りです。 この『過ぎた欲』を追い求めた結果が病なのですね。 いわば、“身から出た錆”なわけです。 でしたら、“錆落とし”をすれば良いだけなのです。 この錆落としに、不可欠なのが『足ることを知る』ということです。 自分のキャパを超えた欲を削るということが、錆落としをしていることになるのです。 錆を落としてピカピカの自分へと還っていきましょう!!