健康一転語44  「愛するということ」

「愛」と、ひと言にいっても、「愛って何?」と聞かれると 明確に即答できる人は意外と少ないと思います。 愛の思いは、万人が持っているもので、与える愛とか、自己愛とか、愛情不足とか、愛に満たされるなどなどいろんな言葉は耳にします。 愛のない人というのは、存在しないといってもいいでしょう。 私は、愛というのは「関心を持つ」ということだと思っています。 よく「自分を愛せない」ということを聞きますが、自分に関心がないだけだと思うのですね。 それも、“良い面”に、です。 もっと、客観的に自分を見て関心を持ってあげると、その悩みは解決していくのではないか?と思っています。 健康においても如り、です。 病気ばかり繰り返す人は、よく「病気を愛している」といいますが、病気自体ではなく、 「病気である自分」を愛しているのではないでしょうか? 病気である自分ばかりに関心がある。 そうであると、心地よい、満たされるという誤解があるから、そちらばかりに関心がいってしまうのです。 「健康である自分」に、関心を持ってみると、そちらの方が幸せなのではないか、ということに気づくことでしょう。 健康である自分の、側面しか見ていないので損した気分になるのです。 よ~く、関心を持って、全体像を見るようにしたらいかがなものでしょうか?