【諺から考える健康学 60】

『よいうちから養生(よいうちからようじょう)』という諺があります。 これは、「体が健康なうちからいたわるのが、最良の健康法であるということで、前もって用心すればよい結果を生むというたとえ」のことです。 昨今の隣国事情には、まさにこれが当てはまるように思えます。  今年に入って、狂ったかのようにミサイル実験ばかり繰り返している北朝鮮。 それを一見、正論のようにして庇い続けている中露。 我が国の周りには病んだ国々が蔓延っています。 まだ、我が国に何も起きていないのが不思議なくらいです。 我が国も今ならまだ、ギリギリこの病に侵されずに済むよう手の打ちようが残されていると思います。 「国防」というのは、まさに「よいうちから養生」のことではないでしょうか? 平和憲法が、戦後の日本の平和を支えてきたかのように見えますが、果たしてそうなのでしょうか?! 平和な国でいることは、国是ではありますが、実際に我が国で戦後、戦争が起こらずに済んでいるのは日米同盟があるからに過ぎません。 米国との同盟がなければ、いくら憲法9条があろうとも、あっさり国盗り物語の餌食になっていたことでしょう。 しかし、戦後75年以上が過ぎて、いつまでも他国頼りで良いのでしょうか? そろそろ、「自分達の国は自分達で守る、この当たり前のことをしていくべきなのではないか!?」と、私は感じます。 何も、急に戦闘国家にならなければいけないわけではありません。 「武装する=戦争する」という公式は成り立たないのです。 しっかりと、自分を守るスタイルをとることは大事なことであり、当たり前のことなのではないでしょうか? 火事場で、防火服を身につけずに消火活動をする消防士さんはいませんよね?  拳銃を持った立てこもり犯に対して、盾を持たない機動隊員もいません。 しかし、丸裸で火を消したり、丸腰で犯人に近づいているのが、今の我が国なのですね。 こんな馬鹿な真似はそろそろ止めにして、当たり前のことをやっていかなければならないことに、国民全員が気づく時が来ているのではないでしょうか? 私はそう感じます。 健康においても如り、であります。 「よいうちから養生」 これが最高峰の健康法なのです。 どんなに優れた健康食品でも、どんなに優れた治療法でも、本来はそれを使わないですます事が1番なのです。 そのためには、当たり前のことを当たり前にすることが大切です。 先の「憲法9条が国を守って守ってきた」という誤見解のように、「発達した医療が長生きの秘訣だ」とならないよう注意が必要です。 日々の些細な当たり前のことの積み重ね、これこそが健康にとって大切です。 継続は力なり、養生は継続なり、です。 かく言う私も、皆様と共に頑張っていきたいと思います。