【諺から考える健康学 56】 

『雨後の筍(うごのたけのこ)』という諺があります。 これは、「雨の降った後に筍が次々に生えてくるように、相次いで起こる物事のたとえ」のことです。 最近は、コロナ騒動や、ウクライナ、ロシアの戦争、東北をはじめとした全国各地の地震や天候不順などの天災などなど、様々な分野でいろんな大変な事が続けて起きています。 これは、現在に限ったことではないのかもしれません。 様々な時代や、地域で常々起こっている事なのかもしれません。 その時その時で、人々が感じる『閾値』が変わっているだけで、人類史上、ずっとこうなのかもしれませんね。 いろいろな苦難困難があって、人は鍛えられている、または生き様の修正をかけられているのでしょう。 よく人は、「10年前のことを思い出してみると、あの頃は平穏無事だったなぁ」と言いますが、その時はその時で「大変だ!」と考えていたはずです。 そう考えると、このようにして人は人として、鍛えられているのかもしれません。 プールで泳いで鍛えるより、荒波の海で泳ぐ方が、危険や困難を伴って大変ではありますが、より鍛えられる。 これと同じことなのかもしれません。 そう考えると、これはこれで、ありがたいことなのですね。 皆様はどう思われますでしょうか? 健康においても如り、です。 ひとつの病や症候を乗り越えると、また別なところに症状や病気が出てくる。 よくあることです。 「何でいつまで経っても楽にならないんだろう…」 と考える人も多々いらっしゃると思います。 ただ、別の角度から考えたならば、 『常に健康を考えなさいよ』 『健康のありがたみを感じて、生活を送りなさいよ』 という、天からの思し召しなのかもしれません。 「日頃、健康に対しての心掛けや配慮が足りない、健康への驕りがありますよ」というメッセージなのかもしれません。 健康というものを通して、人として鍛えられているのかもしれない、と考えると、とてもありがたいことなのかもしれませんね。 「人は、様々なカタチで日々、人格的にも身体的にも鍛えていただいている」 この観点は、『感謝』ということを 忘れないで抱き続けるために必要不可欠なことなのかもしれません。 皆様は、いかがお考えでしょうか?