【諺から考える健康学 14】

【諺から考える健康学 14】 虎の尾を踏む(とらのおをふむ)という諺があります。 これは、「非常に恐ろしいこと、非常な危険をおかすことのたとえ」のことです。 今の世の中、新型コロナウイルスが、この「虎の尾」の様です。 感染を恐れて、世の中が全て動いています。 「感染したら大変だ」「感染の可能性があるものは排除せよ」「〇〇は感染リスクが高い」などなど、「新型コロナウイルスに感染=虎の尾を踏む」という様になっていますよね!? しかし、新型コロナウイルスは、果たして虎の尾なのでしょうか? 確かに、季節性のコロナウイルスよりは感染すると酷くなる可能性はあると思います。ただ、これもあくまでも可能性です。 「軽自動車と普通自動車のどちらが安全?論議」とさして変わらない様な気がします。80キロのスピードでダンプに突っ込んだら、壁に衝突したら軽だと死亡事故で、普通車だと怪我で済むのか? そうではないですよね…。 何に乗っていても、死亡事故になるときはあります。 この様な論議にしかすぎない、ということです。 これが、新型コロナではなく、エボラウイルスなどだと話は別です。 『本当の「虎の尾」は何なのか?』これが大事だと思います。 ゴム性の毒グモをばら撒かれて逃げ回っているのと、さほど変わらない気がしてならないのは、私だけでしょうか? 健康においても如り、であります。 「〇〇が健康にいい」という情報と変わらないほど、「〇〇は健康に悪い、病気の元」という情報は溢れています。 例えば、「電磁波の害」。確かに電磁波の害によって病気になったり、不調をきたすことはあります。では、皆さん、「今日から携帯電話禁止」と言われたらどうされますか?あっさり使うのを止めますか?止めませんよね。 害になる可能性を少しでも恐れるなら、現代の世の中では生活することはまず困難でしょう。 生まれてくることを生前に諦めることしか出来なくなりますよね? 「何を恐れて、何を害というのか?」 この方が大切なのです。 今、健康を害する最大のものは、一人一人が抱く『恐怖心』だと私は思っています。 これが暴走すると、何もかもが健康に悪く見えて来ます。「文明そのものが悪」にまでなってしまうのです。 その様な見方しかできなくなることこそ、健康を害する最大の要因であることを知らなくてはなりません。 『本当の虎の尾は何か?』 それは、皆さん一人一人の物事の見方、心の持ち方だという事なのではないかと、私は思っています。 皆さまは、どう思われますか?