【諺から考える健康学 11】

【諺から考える健康学 11】 過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)という諺があります。 これは、「やりすぎは、不足するのと同じくらい良くないことである。」という意味です。 現在のコロナ禍において、「まさにコレ!」というピッタリな諺ですね。 「感染しないように、感染したら大変!」と、必要以上の感染予防対策を講じて世の中を狂わせてしまっています。経済の崩壊、自殺者の増加、医療の混乱…etc. etc. そもそも、今までは確定診断に一度たりとも用いてこなかったPCR検査だけでの陽性確定(陽性とは名ばかりの感染者認定と言っても過言ではない)や、死亡者のカウント方式で、恐怖を煽り、この「やり過ぎ」を正当化しています。 PCR検査が、まるで水戸黄門の『葵の印籠』のような存在になってしまっています。 今まで、本当に苦しんで帰天されてきた他の呼吸器系疾患の方々に申し訳ない気も致します。 もっと、キチッと正面からこの感染症と向き合って、症状がある方だけを対象に、特効の治療薬はなくとも、充分に対応できる医療システムは見えてきているのですから、それを粛々と実践していけば良いのではないか?!と思います。 無症状者を調べ上げてヤァヤァ言うのは、どう考えてもおかしいでしょう??これでは合法的差別と同じ状態です。 「あぁ、今の状況は明らかにやり過ぎなんだ」と気づいて、少し立ち止まって自分で考える方々が増えてくることを願ってやみません。 健康においても如り、です。 「この食品が健康にいい」とか、 「この体操が健康になる」とか、 いろいろと情報をかき集めて実践するのはいいですが、それだけになってしまってやり過ぎて身体を壊している方々が多々、見受けられます。 一つ、良いことを知ると「思い込み」のバイアスはかかりやすいものです。この「思い込み」が、やり過ぎを生んだり、バランスを崩したりしてしまうのですね。 良いことも、悪いことも、それ自体ではさほど影響は出なくとも、 この「思い込み」というオプションが付くと、自分にとっても周りにとっても、すぐに大きな影響がでてきてしまいます。 『「思い込み」を外して物事を見直す』この習慣があれば、やり過ぎによる弊害は減ってくるものです。 ぜひ、皆様には、この様に取り組んでいっていただきたい、と思います。私も、頑張っていきたいと思いっています。