【諺から考える健康学2】

「噂をすれば影が差す」 という諺があります。 その場にいない人の噂をしていると、偶然その噂の人がそこに現れること。人の噂や陰口はほどほどにしなさいという戒めの事です。 今、世の中の脅威とされている新型コロナですが、「コロナより人が怖い」と言われている所以は、こんなところにあるのかも知れません。 「あの人コロナの陽性が出たらしい…」 「あの会社でコロナが出たから、近寄らん方がいいよ…」などなど…。事実確認もままならず、聞き齧ったことをいかにも本当のように噂してしまう、愚かなことですね。結局は、信用を失い、不徳な人間になっていってしまうことでしょう。 自分の考えで、自分の判断で責任のある行動、言動をしていきたいものです。 健康においても如り、です。 「こんなスーパー健康食品があるから、買った方がいい」とか、「あの人、若いのにこんな病気になって大変…」とか、人の事を気にかけているようで、結局は無責任に人を裁いてしまう言動になり、噂話のようになってしまう事は多々あります。 しっかりと事実確認をした上で、自分の頭で考えて、自分の言葉で発言をしていかないと、健康詐欺にあったり、名誉毀損にも値する事をしでかしてしまうことになります。そして、挙げ句の果てには、その無責任な言動や行動は自分自身にブーメランのように返って来るのです。 結局、自分自身が健康を害し、病になってしまうことになります。そして、その時は親や子からも見離されてしまうような結果にもなりかねません。 『自業自得よね』と言われ、簡単に突き放されてしまうようになってしまうのです。 悲しいことです。 良かれ、と思って口に出すこと、行動することが、結局、人を傷つけたり、自分自身をも傷つけることは多々あります。 日々の言動に、一人一人がしっかりと考え、責任を持つだけでも世の中は良くなっていくでしょう。 簡単なことに真理はあります。 一人一人が、一つ一つの言葉や行動に、責任を持つことで、美しい世の中を創っていけると思います。皆さま、如何でしょう、今から始めてみませんか^ ^