健康一転語21 「当たり前の効用」 

 

 健康一転語21 「当たり前の効用」 
最近、「和食が健康にいい」とか、「ウォーキングは健康には必需品」とかいう事をよく耳にしたり、ネットで目にしたり致します。
「その通り!」と思う反面、「何を今さら話題にしているのか…。」と、思うことも多々あります。
本来、日本人というのは病気の少ない、健康な民族であったのですね。新生児の死亡率が高かったため、平均寿命は、ここ最近で上がったように感じておりますが、例えば江戸時代に現在の様な新生児の死亡率であったとしたら、飛躍的に長寿国であった訳なのです。
わざわざ、コーカサス地方などに出向いて「長寿の研究」などする必要などなかった訳なのですね。
これは、鎖国下であったとしても自給率100%であったと言われている日本が、「当たり前に」自分の土地で採れたものを、「当たり前に」調理して、毎日、「ありがたい、ありがたい」と言って食べていた結果だったのです。
ですから、和食が身体にいいことも、歩いて日々を過ごしていた過去の私達の祖先が、健康であり、健康民族としての日本人であったことの証ですね。
これは、「原始帰りせよ」と言っているのではありません。
文明の発達によって受けた恩恵は、日本人のみならず、全世界の人々にとって計り知れない“豊かさ”を与えてくれたのですから、これを無視することは、またおかしな話なのですね。
私が思うに、この与えられたものを、「当たり前」と考えているものを「当たり前」としてストイックにこなし続ける事が、大切なのではないか?と思うのです。
それには、先ず、「当たり前のことへの感謝」が大切です。
これなくして、日々、坦々とやり続ける、こなし続けることは不可能なのです。
なぜなら、『感謝は、最大の喜び』だからです。喜びなくして、ストイックに続けるということは出来ないのですね。
健康においても如り、です。
「感謝なくして健康なし」と言われるのは、こういう事なのですね。
毎日、当たり前の様にカラダが動き、当たり前の様に呼吸が出来る。
これ、感謝です。
意識していようといまいと、感謝する心があるからこそ、人はいきていけるのです。
知らず知らずに、人は感謝する心を持っているのです。そして、それを実行しているのですね。
このことに、客観的に、1日も早く、気づくことです。
そして、さらに感謝をより深めることで、今より、健康になるために、ストイックになっていけるのですね。
いたずらに、「自分は、何もできていない」とか、「自分はダメなんだ」とか考えるのではなく、そんな、自分の “本当の” 「出来ていること」や「足りないこと」に気づくことも大切なことなのですよ。
あなた、松岡 隆、Kumiko Kitamura、他33人
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